有酸素運動が老化を進めるという研究があるようです。
これが本当ならば、健康の為にやっている運動が無意味になってしまいます。
また、我々トレーニングを愛するものとして気になるのが、無酸素運動、いわゆる筋トレはどうなのかということです。
筋トレをすることで老けたのでは、元もこうもありません。
そこで、有酸素運動、無酸素運動が老化にどのように影響を与えるのかを調べましたので紹介したいと思います。
有酸素運動が痩せない理由
有酸素運動をすることで、そもそも「老ける」前に「痩せない」ということがいわれているようです。
なかなかショッキングな話ですが、科学的には常識のようです。
では、なぜ有酸素運動をしても痩せないのか？
理由を説明したいと思います。
①ジョギングではさほどカロリーが消費されない
一般的に体重６０㎏の人が３０分（時速８㎞）走っても２４０㎉程度にしかならないそうです。
ちなみに脂肪１kg落とすには７２００㎉消費しなければならないので、食事制限した方が余程効率が良いことが分かります。
また、１日のエネルギー消費の割合をみると、基礎代謝が７０～８０％、生活活動代謝が２０～３０％です。
基礎代謝とは、何もしなくても生命活動を維持するために身体の中で自動的に行っている活動エネルギーのことです。
これは筋肉量が多いほど消費するエネルギーも増えるので、一時的にカロリーを消費するよりも筋肉をつける方が効率が良いことが分かります。
②走った満足感で、食べる量が増えてしまう
「これだけ頑張ったのだから、ある程度食べてもよいだろう」という油断が、結果的に体重の増加につながるのです。
上記したように、少し走った適度では、大したカロリー消費につながりません。
心当たりのある人は、食事内容を気を付けなければいけません。
③筋肉量が減る
長い時間走り込むことで、筋肉量が減る可能性があります。
マラソン選手の多くが細見の身体で、筋肉ムキムキな人がいないことで分かると思います。
本当に老けるの？！
有酸素運動（ジョギング、マラソン）することで、老けるといわれている理由を調べましたので説明します。
①長時間の有酸素運動は活性酸素を増やす
走ることで、時に気持ち良い気分になり長時間走ってしまうことがあります。
しかし、長い時間有酸素運動をしてしまうと、活性酸素が増加してしまうのです。
この活性酸素とは、基本的に体内になくてはならないものなのですが、大量に発生してしまうことで正常な細胞を傷つけてしまうのです。
これにより、細胞の酸化を招き、老化を速めてしまいます。
②ストレスを感じる運動はNG
痩せなければと、半ば義務的につらいジョギングをしている人もいることでしょう。
実は、嫌々走ることでストレスを感じてしまい、ストレスホルモンのコルチゾールを分泌してしまうのです。
コルチゾールは免疫力低下、睡眠障害、血糖値の上昇、皮膚の老化を速めるなど、さまざまな悪影響を身体に及ぼします。
ストレス感じる有酸素運動は、極力避けるべきなのです。
③紫外線を多く浴びるのはNG
この説は間接的な理由だといえますが、屋外で走る＝紫外線を浴びることに繋がってしまいます。
ジョギングやランニングは屋外でやる運動ですが、必然的に紫外線を浴びることになり、肌だけでなく白内障など目に支障をきたすこともあるようです。
外で走る場合は準備が必要です。
筋トレするのは大丈夫なのか？
ランニングやジョギングなどの有酸素運動が、痩せることにあまり効果がないこと、老化を早めることは分かりました。
では、無酸素運動である筋トレはどうなのでしょうか？
トレーニーにとってはとても重要なことですが、嬉しいことに、筋トレは老化防止に有効だといわれているそうです。
では、筋トレ（無酸素運動）が老化防止に有効である理由を説明したいと思います。
①転倒、寝たきりを防ぐ
通常、筋肉量は２０歳をピークに徐々に減少していきます。
意外に早くピークを迎えてしまうので、あまり実感がないかもしれません。
ただ、筋肉量の減少は、老化が始まったといってもよいでしょう。
しかし、自然に減っていく筋肉量を、日々の筋トレで防ぐことができるのです。
特に、下半身の筋肉を鍛え続けることで、いつまでも健康に歩くこともでき、将来的に、転倒や寝たきりを防げるでしょう。
②成長ホルモンが分泌される
筋トレをすることで成長ホルモンが分泌されます。
これは、別名「若返りホルモン」とも呼ばれ、とても老化防止に役立つホルモンです。
成長ホルモンは、疲労回復や細胞修復、体脂肪を付きにくくするなど大変重要な仕事をしてくれます。
逆に、これが不足してしまうと、筋肉量の低下、肌の乾燥、中性脂肪の増加、悪玉コレステロールの増加など様々な影響が身体に出てしまいます。
筋トレするだけで、成長ホルモンが分泌され、これらの悪影響を防ぐことができるのです。
③美容にも効果的
女性の多くが化粧水などのスキンケアをしていることでしょう。
実は、これらは皮膚の深層部まで浸透せず、効果が薄いといわれているのです。
しかし、筋トレは上記したように成長ホルモンを分泌し、内部から肌に働きかけます。
また、下半身の筋肉量が多い人ほど、シミやしわが少ないという研究結果もあるようです。
筋トレは見た目も若々しくしてくれるのです。
まとめ
わたくしパンダが調べたところ、ジョギングやランニングなどの有酸素運動は、身体を老化させる可能性があるようです。
しかも、残念なことにダイエット目的のランニングなどをするのも、効率が悪く、あまりおすすめできないことが分かりました。
ただ、ストレス解消が目的で、気持ちよく数キロ走る程度なら全く問題なしです！
我々トレーニーにとって安心したのは、筋トレ（無酸素運動）が老化防止に効果的だということです。
当然、筋トレは脂肪を減らすなどダイエット目的にも有効です。
また、美容にも効果があるので、女性の方もどんどん筋トレをすることをおすすめします。
