スマホ首が引き起こす症状とは!?まずはセルフチェックをしてみよう!

この記事のポイント!

  • スマートフォン(スマホ)の普及率が増え、体の不調を引き起こす原因となりうるスマホ首
  • 首の筋肉に過剰な負担をかかることにより、自律神経のバランスが乱れ、さまざまな不調を起こす原因となっている
  • スマホ首のセルフチェックとスマホ首が引き起こす症状

スマートフォン(スマホ)の普及率は、2010年より毎年増加傾向です。
2019年現在、普及率は8割を超え、10人に8人が所有している状態です。
ポケットに入るサイズで、通話もできるパソコンのようなもの。
こんなに便利なものは、誰もが持っていても不思議ではありません。

しかし、近年問題となっていたのが歩きスマホ。
大変危険な行為であり、社会的な問題として認識されてきました。
また、車の運転時のスマホ操作も、毎年罰則が厳しくなっています。

便利な反面、普及率の増加とともに問題も増えていく・・・
これは、社会的な問題だけではありません。
人間の体にも、問題を起こし始めています。
体の不調を引き起こす原因となりうる「スマホ首」です。

目次

スマホ首とは?

スマホを使うときは、通話や音楽を聴く以外の場合、ほとんどが画面を見ています。
インターネットの閲覧、メールやSNSの使用、写真を撮るときやゲームなど、基本的に画面を見ることが多いのがスマホの特性です。
写真撮影や一部のゲームなどは、スマホ自体を前方や上部に向けますが、それ以外は、頭より下方に持って使用しています。
そのときの体勢は、頭が下を向いているので、うつむいたり、前傾姿勢になります。
この状態を長時間続けることにより、体に不調をもたらす状態になってしまったことを「スマホ首」と呼びます。
スマホ首は、別名「ストレートネック」といい、首の症状の1つです。
首の骨(頸椎)は、正常な状態だと後方に向かってゆるやかにカーブしています。
そのカーブがなくなり、骨が真っすぐになった状態がストレートネックです。

人間の頭部は体重の約1割と言われています。
50kgの人なら5kgもあるわけです。
その重さを、正常でない状態で支えているということは、首の筋肉に過剰な負担をかけていることになります。
その結果、自律神経のバランスが乱れ、さまざまな不調を起こす原因となっています。

スマホ首セルフチェック方法

①壁を背にして「気を付け」をする。

後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが正常に壁につけば問題ありません。
後頭部が壁につかない場合や意識しないとつかない場合は、スマホ首の可能性があります。

②以下の内、3つ以上当てはまる場合は、スマホ首の可能性があります。

  • スマホや本を見ているときに、首や肩のこりを感じる
  • 顔を上に向けると首に違和感がある
  • 顔を上に向けられない
  • 長時間うつむき姿勢のままでいることが多い
  • 目が疲れやすい
  • ドライアイである
  • 猫背である
  • 体が疲れやすい
  • やる気が起きない
  • 睡眠不足を感じることが多い
  • 何となく体に不調を感じる

スマホ首が引き起こす不調

スマホ首が原因で引き起こす体の不調はさまざまです。

首がこる

首の血行不良によりおこります。

肩がこる

肩の血行不良によりおこります。

背中が張ったり違和感がある

背中の血行不良によりおこります。

頭が痛い

脳への血流不足でおこります。

のどに違和感がでる

自律神経の乱れや筋肉の過緊張によりおこります。

あごに違和感がある

表情筋の筋力低下によりおこります。

手先がしびれる

ストレートネックにより、頸椎神経が圧迫されおこります。

目が疲れやすい・夕方見えづらい

眼精疲労によりおこります。

食欲がない

精神疲労によりおこります。

寝つきが悪い

交感神経の過緊張によりおこります。
 
これら以外にも、自律神経がうまく働かないことにより、
めまい、耳鳴り、肌トラブル、睡眠障害、微熱などの症状も引き起こします。
体の他の部位に関しても、同様のことが言えますが、「血行」と「神経」の働きを妨げていることで、あらゆる不調を引き起こす原因となり得るのです。

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この記事を書いた人

パンダトレーニーのサポート担当。ストレッチのやり方を中心に記事を書いています。

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